「新事業進出補助金」口頭審査のリアル

新事業進出補助金において、書類審査を通過した後に待ち受けているかもしれない「口頭審査」、事務局から連絡が来ると、多くの経営者が「何を話せばいいのか」と不安に陥ります。
この記事は、累計50件にのぼる補助金を支援してきた弊社が「口頭審査のリアル」について語ります。

なぜ「口頭審査」が行われる?

口頭審査は、「一定の審査基準を満たした事業者」の中から必要に応じて行われます。

公募要領に書かれた、この文章は非常に重要で、つまり「採択の基準はクリアしており、最終確認のために口頭審査を行う」という事を意味しています。

口頭審査は事前に申請した事業計画について、事業の適格性、優位性、実現可能性等の観点について審査することが目的と公募要領には書かれていますが、私たちが支援を通じて感じる本当の狙いは、「コンサル丸投げ」の見極めではないかと思います。

綺麗な計画書が提出されても、経営者の口から「事業の見通し」や「競合への対策」等の具体的な言葉で出てこなければ、「コンサル丸投げ」、つまり「事業の実現性」について懸念されます。

口頭審査の内容と当日の流れ

審査は以下の形式で進行します。

  • 形式と時間:オンラインで実施され、所要時間は20分程度です。
  • オンラインの招待URLは、前日にメールで届くようです
  • 本人確認の徹底:顔写真付き身分証明書の提示が求められ、カメラは常時オン。音声はすべて録音されます
  • 「同席」は一切不可:対応できるのは代表者や役員、実務担当者のみ。外部コンサルタントの同席や代行は厳禁です。カメラを使って、同席者の確認をされます。同席発覚時点で不採択のリスクがあります。また口頭審査は、出来れば代表者が受ける事をお薦めします。

質問は事業計画の内容に沿って行われます。計画書の内容から逸脱、深掘りするような「いじわる質問」は無さそうです。

あくまで、事業計画に書かれた内容に忠実に確認してきます。

計画書(書類)を見ながら回答する事は問題ありません。

ただし、面接者としては、経営者自身の言葉で回答を期待しているので、予め用意した文を読み上げるような事は避けた方が良いでしょう。

事前準備と対策

口頭審査は「ぶっつけ本番」で乗り切れるほど甘くはありません。

審査員の疑念を払拭、採択の確信を持たせる準備が必要です。

審査員は計画書に沿って質問をしてきます。

特に「事業の実現可能性」は、厳しく問われそうです。

質問に対して、自分の言葉で語れるよう、想定問答集を作成し、事前に誰かに質問してもらいながら、予行演習をしておきましょう。

初めてZOOMを利用される社長は、前日にZOOMの予行演習をされる事も、お薦めしましておきます。

ワンポイントアドバイス

審査員からの信頼感を得るために、「自分の言葉で話す」「情熱をもって話す」「重要な情報は完全に頭に入れて話す」「嘘で胡麻化さない」と、アドバイスしています。

「重要な情報」とは、例えば新事業の初年度の売上や投資額。これを約1億円と言うのと、1億1,500万円とスラスラ言うのとでは、審査員の受け取る印象が変わります。

冒頭に書いたように、審査員は「コンサル丸投げ」を懸念していますので、「コンサルに相談しながらも、この社長は自分で考えている」という事を分かってもらう事が大事です。

口頭審査は、審査員に対し事業(補助金)の必要性を、あなた自身の言葉で語る最後のチャンスです。

ハナから不採択の計画には、そもそも口頭審査の案内が届きません。

「採択一歩手前」とポジティブにとらえ、この難局を乗り切ってください。

ここで強固な論理と社長の情熱を示すことができれば、採択は一気に現実味を帯びるでしょう。

弊社は、50以上の宿泊施設を直営、累計20億円の補助金を支援してきました。

私たちが提供するのは、単なる書類の書き方、補助金の貰い方でありません

「新事業への挑戦を、確実に形にしたい」
そうお考えの経営者の皆様、ぜひ一度ご相談ください。

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